DJWワーキンググループ「サステナビリティ」
日独経済における持続可能性を追求するDJWワーキンググループにようこそ!
サステナビリティは世界的な課題です。ドイツと日本は、先進工業国として環境と資源保護に大きな責任を負っています。日独間の交流を通して、持続可能性に関するベストプラクティスや革新的なアプローチを共有し、互いに学び合うことができます。知識の移転は、資源の効率的な活用と長期的な経済発展を促進するために、共通の課題に取り組み、市場動向を見極め、両国の持続可能性に関するパフォーマンスを向上させるうえで重要な役割を果たします。
DJW会員であるジャン・バウアーは、10年にわたり民間企業に勤務した後、2023年に独立し、ESGに焦点を当てたコンサルティング会社を設立しました。このたび、サステナビリティという重要なテーマについて会員皆様が直接意見交換できる場を提供すべく、DJWに新たなワーキンググループを立ち上げることとなりました。本ワーキンググループは、「日独経済の持続可能性」というテーマに、強い関心を持つあらゆる規模・業種の企業会員、フリーランス・個人事業会員、個人会員、その他の皆様を結びつけるものです。日独両国の多様な規制について学び、比較し、市場のトレンドを理解し、各々の経験を共有するとともに、様々な視点から意見交換を行い、共同で実践的な解決策を見つけ出すことを目的としています。
今後2年間の計画(2024年1月〜2015年12月)とキックオフミーティング
2023年12月5日にキックオフミーティングを開催し、ワーキンググループを始動させます。ミーティングでは、ワーキンググループに関するアイデアを紹介し、さまざまなトピックを説明し、次回以降のミーティングに対する要望などについて意見を出し合いたいと考えています。立ち上げ時から、グループを一緒に作り上げていきましょう!
参加者全員が定期的に集い、互いに学び合えるよう、ワーキンググループのミーティングは2024年1月以降、四半期に1回のペースで開催する予定です。多面的な議論を実現し、革新的なアイデアを生み、それを育んでいけるよう、皆さんの積極的な参加とビジネス界からの知見を求めています。
ワーキンググループでは、幅広い視点を取り入れることができるよう、意識的にオープンかつ包括的な構成を採用します。その背景には、グループを率いるバウアーの次のような考えがあります。
「参加者一人ひとりが確実に貢献できるよう、トップダウン・アプローチとボトムアップ・アプローチを交互に用いて議論を進めていきます。トップダウン・アプローチでは、政策立案に携わる人々や企業の視点に焦点を当て、ボトムアップ・アプローチでは、個人事業主やフリーランサー、そして個人会員の皆様の従業員あるいは消費者としての影響力を明らかにしていきます。このようなアプローチを取ることで、持続可能性の問題を包括的にとらえることができ、同時にDJWのあらゆるメンバーの参加が可能になります。ミーティングに参加するために特別な準備は必要ありません。それよりも、ディスカッションをより豊かなものにするために、それぞれの経験や知識を持ち寄ってもらいたいと考えています。ぜひワーキンググループに参加して、皆さんの考えを共有し、他のメンバーの経験から学んでいっていただければと思います。また、企業会員や個人事業会員の皆さんには、既存のアプローチや分析に関するプレゼンテーションも行っていただけます。プレゼンテーションを通して、取り組みの改善につながる、適切なフィードバックや新たなアイデアを得ることができます。」
テーマ
以下のテーマは、ワーキンググループのリーダーからの提案であり、あくまでもガイドラインとして提示するものです。ミーティング中に提起された新たなアイデアやインプットを積極的に取り入れていく予定です。
2024年
- Q1: ESGマネージメント–―企業はどのようにESGマネジメントシステムを構築しているのか?ドイツ(EU)と日本ではどのような違いがあるか?
- Q2:インパクトを与える–―企業従業員や消費者が持つ影響力
- Q3:企業持続可能性報告指令(CSRD)–―EUではどのような報告義務が課されるのか?日本の場合は?
- Q4:持続可能性と自営業–―なぜ自営業者は持続可能であるべきか、持続可能になり得るのか?
2025年
- Q1:デューデリジェンス(DD)–―サプライチェーン法とコーポレート・サステナビリティ・デューデリ ジェンス指令(CS3D)における要求事項とは?これまでのところ、どのような影響と成果があったか?
- Q2:持続可能なサービス–―どのような持続可能なサービスを利用し、また推進できるか?
- Q3:CO2マネージメントとスコープ3–―ドイツと日本企業の進捗状況は?データの出所は?
- Q4:ニュー・ワーク–―最新の構成要素とコンセプトは?ESGとニュー・ワークの類似点は?
ミーティング開催のご案内について
ワーキンググループの開催予定は、DJWウェブサイト上のイベント告知ページを通してお知らせします。
ワーキンググループ・リーダー
ジャン・バウアー(Jean Bauer)
Jean Bauer Consulting代表
DJW個人事業会員
刺激的かつ生産的なコラボレーションを通して、皆さんと一緒に、日独経済のより持続可能な未来に取り組んでいきたいと思います。ポジティブな変化の道をともに歩み、持続可能な未来に重要な貢献を果たしていきましょう。
関心をお持ちいただけたら幸いです。多くの皆様のご参加をお待ちしています!