インフォメーション・デー 日EU経済連携協定（EPA）

2019年2月1日、2013年から交渉協議が続けられてきた日EU経済連携協定（EPA）が発効の日を迎えました。日欧の人口は6億3,500万人に上り、その経済圏は世界のGDPの3分の1を占めます。同協定は、EU史上最大級の自由貿易協定であり、影響の範囲と次元は他に類を見ません。 

バーデン＝ヴュルテンベルク州にとって日本は重要なビジネスパートナーであるにもかかわらず、双方の間の貿易はこれまで、時として困難なものでした。一部の物品にかけられた高い関税率による関税障壁、そして標準の違いなどに代表される非関税障壁が、市場参入を阻んできたのです。日EU・EPAの枠組みに基づき、EUの対日貿易にまつわる99%の関税が、そして日本の対EU貿易に関してもほぼ同水準の関税が、各々設定された経過期間経て撤廃されることとなります。非関税障壁の分野においても、たとえば、UN/ECE標準で合意すること、またいわゆる「スナップ・バック条項」を通して、協定締結後に新たな非関税障壁が導入されることを回避できるはずです。

本イベントでは、日EU経済連携協定が州内の企業にどのような影響とチャンスをもたらし得るか、政治・経済分野の専門家や企業代表者とともに議論を行いました。

プログラム

• 13:30 – 受付

• 14:00 – 14:20 挨拶
• bw-i 経営メンバー　スザンネ・クレッピング博士
• バーデン・ヴュルテンベルク州経済・労働・住宅建設省 局長 ミヒャエル・クライナー
• 在ミュンヘン日本国総領事　木村徹也

• 14:20 – 14:50 基調講演
• 「日EU経済連携協定――成長とより強固な協力の礎」欧州委員会　在ミュンヘン代表部代表　ヨアヒム・メンツェ

• 14:50 – 15:15 経済連携協定に対する期待
• 対ドイツ企業調査：シュトゥットガルト商工会議所 国際貨物輸送部 ダミエル・カムフ
• 対日系企業調査：日本貿易振興機構（JETRO）デュッセルドルフ事務所長 渡邊全佳

• 15:15 – 15:45 休憩

• 15:45 – 16:45 パネルディスカッション
  自動車、農業、医療機器 / 医薬品分野ならびに商社代表

• 16:45 – 17:30 経済連携協定の実務――原産地規則、証明等
• シュトゥットガルト商工会議所 国際貨物輸送部長 マーク・バウアー

• 17:30 – 18:00 ワインと酒――2人のソムリエによるプレゼンテーション
• 利き酒師、国外唯一の女性「利き酒マイスター」、上野ミュラー佳子
• カールスルーエにてワイン店を経営するソムリエ グントラム・ファールナー

• 18:00 – 19:00 ネットワーキング

主催

Baden-Württemberg International GmbH

協力

Deutsch-Japanischer Wirtschaftskreis e. V. (DJW)
IHK Region Stuttgart

後援

Japan External Trade Organization (JETRO)
Japanclub Stuttgart
AHK Japan

Impressionen FTA-Seminar (Stuttgart, 12.03.2019)

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