DJWシンポジウム2022
テクノロジー | 素材 | イノベーション
本イベントは終了しました。
DJW最新イベント情報を表示2022-05-09, 20:00 - 00:00 (JST)
ハイブリッド(ブレーメン | オンライン)
28199 Bremen
空を飛ぶ夢は人類の歴史そのものと同じくらい昔から存在しています。 今日においては、航空宇宙技術は私たちが単に空に舞い上がるだけでなく、他の惑星に到達することすら現実的なものにしています。
宇宙産業分野においては、衛星の発達により、各種のグローバルな研究、データ収集、ナビゲーション、通信コミュニケーションが可能になっております。 ドイツと日本は、宇宙における研究ミッションに緊密に協力し、ドイツ航空宇宙センター(DLR)と日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2020年11月の年次戦略対話において2024年に予定される二国間小惑星ミッションの協力協定に合意しました。このミッションにおいては、かつて生命の根源となる構成要素が地球上に誕生するに至った際に重要な役割を果たしたと推定されている宇宙塵の炭素含有量調査に焦点を当てています。
宇宙開発に向けて開発された技術は、その後、私たちの日常生活に密接に結びつく多くの技術に繋がっています。例えば、デジタル写真やGPSナビゲーションです。革新的な新材料、再生可能エネルギー、資源の再利用は、有人宇宙飛行および地球の将来にとっても必要不可欠なものです。
航空産業分野における現在の動向も同様にダイナミックです。 航空機メーカーや航空会社は、CO2ニュートラルを重視した飛行への意識の高まりと、商品やビジネス、個人旅行いずれにおいても快適で迅速な輸送に向けた要望を両立させる、という課題に直面しています。 革新的な航行技術や化石燃料の代替と同様に、新素材も重要な役割を果たしています。例えば、日本の大手航空会社は、従来の石油燃料よりも持続可能な新しい燃料で2021年夏にフライトを開始しました。新素材は、航空機の重量を削減することにより、燃料消費量自体をも節約し、同時に、航空機の寿命到達後に再利用可能とすることによって資源効率を改善しています。
このように航空宇宙産業においては極めて多くの動きが進行中です。 この動きの中で、日独両国の大企業、研究機関、中堅中小企業が相互に協力し、世界基準を共に構築していくチャンスがあると思われます。
今回のシンポジウムでは、航空宇宙産業に属する企業や研究機関の代表者と共に、航空宇宙分野の最新動向や技術を見てみたいと思います。
アジェンダ
- オープニング、ご挨拶
- ゲアハルト・ヴィースホイ
日独産業協会 理事長 - 柳 秀直
ドイツ駐箚特命全権大使 - ジーグフリート・モンザー
ブレーメン州 宇宙研究コーディネーター - Prof. Dr. ベルント・マイヤー
フラウンホーファー AVIATION & SPACE – Aviation Unit ディレクター - 基調講演
- Prof. Dr. ハンスヨーク・ディットゥス
ブレーメン大学 Fachbereich 04 (Produktionstechnik – Maschinenbau / Verfahrenstechnik), Space Systems - パネルディスカッション「持続可能な航空業のための革新的な技術」
- 司会: Prof. Dr.-Ing. アクセル・ヘルマン
Faserinstitut Bremen e. V. 所長 - Dr. ヨアヒム・ベートカー
Airbus Operations 工場長兼現場長 - 城 宏和
日本航空 ドイツ・オランダ・東欧地区総括フランクフルト支店長(デジタル参加) - Prof. Dr. ベルント・マイヤー
フラウンホーファー AVIATION & SPACE – Aviation Unit ディレクター - 休憩
- パネルディスカッション「星に手を伸ばすことの重要性」
- 司会:Prof. Dr. Dr. ミヒャエル・ラウスター
フラウンホーファー AVIATION & SPACE – Space Unit ディレクター - Dr. ラインハルト・ベルガー
Jena-Optronik GmbH, Vice President Products & Programs - 五十嵐 巌
三菱重工業 防衛・宇宙セグメント 宇宙事業部 営業部部長(デジタル参加) - 須藤 勝也
JAXAパリ事務所 事務所長 - ラルフ・ツィマーマン
Airbus Defence and Space, HO Moon Programs and Orion-ESM - 宇宙ミッションの裏話
- クラウディア・フレーテ
Arianespace, Senior Vice President COO - 閉会挨拶
- ネットワーキング
総合モデレーション: アンネ・ポムゼル 日独産業協会 事務局長
パートナー
本シンポジウムの準備及び実施に多大なご協力をいただいているフラウンホーファー製造技術・応用材料研究所(フラウンホーファー IFAM)に、心より感謝申し上げます。
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参加費
DJW会員:無料
非会員:35ユーロ / 5,000円
尚、現地参加には参加条件としていわゆる2Gルールが適用され、有効なワクチン接種証明書または有効な回復証明書が必要です。また、当日会場へお越しの前に抗原検査を受けられることを推奨いたします。Technologiezentrum ECOMAT館内ではFFP2/KN95マスクの着用が義務付けられています。
お問い合わせ
日独産業協会 (DJW)
マリア・ドイツ
イベント・コーディネーション
events@djw.de