DJW理事長 ゲアハルト・ヴィースホイより
スマートシティ:日本とドイツに焦点を当てて
本年5月にドイツで開催されましたスマートシティに関するDJWシンポジウムの第1部では、未来の都市における交通と輸送経路に焦点を当てました。来る2023年11月24日に東京で開催されるシンポジウムの第2部では、スマートシティ計画を例に、持続可能な未来都市の開発に向けた具体的な事例や計画に焦点を当てる予定です。
東京都は、モビリティ、健康、観光、エネルギー、環境、金融の各分野における社会的・経済的課題を解決するため、日本におけるスマートシティの開発を重点施策の一つとして位置付けています。都市生活を最適化するための前提条件は、技術、環境保護、社会的側面を組み合わせたインテリジェントな都市計画です。というのも、スマートシティ、あるいは東京の中心部にある大丸有地区のように個々の地区を計画するには、都市の景観を総合的に理解する必要があるからです。これは主にデータの活用によって達成されます。IoT(Internet of Things)と人工知能によって、情報をリアルタイムで収集・分析し、資源の最適利用を可能にするのです。
日本では、主に政府の都市計画システムに依存しているが、民間セクター、特に大手不動産会社は、スマートシティ・ソリューションの開発においてますます重要な役割を果たしています。
そこで三菱地所株式会社より、シンポジウムにて、日本におけるスマートシティのコンセプトについての基調講演をいただき、ご参加のパネリストの皆様とディスカッションを行います。その目的は、スマートシティ開発におけるドイツと日本の違い、その原動力となるもの、そして両国が互いに学ぶべきものを見出すことです。
2023年11月24日、東京で開催されるDJWシンポジウムへのご参加をお待ちしております!