DJW理事長 ゲアハルト・ヴィースホイ
食品産業の未来:ドイツと日本にとってのチャンス
「食」は、単に生存に不可欠な必需品という以上の意味合いを有しています――それは文化であり、イノベーションであり、同時に経済的に重要な要素でもあるのです。ドイツでも日本でも、食品産業は伝統、そして地域特有の食材や郷土料理を体現し、世界的に高い評価を得ています。しかし、その産業が近年、大きな変化に直面しています。気候変動、人口動態の変化、レジリエンスあるサプライチェーン、将来への責任を自覚した資源利用などが、喫緊の課題となっており、解決には新しいソリューションが必要です。その一方で、消費者の側からの要求も高まっています。倫理的であるとともに生態学的な基準を満たす、健康的で持続可能、高品質な製品がますます求められるようになっています。
まさにここで、市場のイノベーション力が試されるのです。代替タンパク質であれ、植物由来食品であれ、あるいは循環型経済であれ――持続可能性、効率性、健康が、未来のフードテクノロジーの原動力となります。スタートアップ、既存企業ともに、責任をもって「明日の食」を生み出していくための創造的なアプローチの開発に力を注いでいます。
では、既に市場投入の準備が整ったアイデアにはどのようなものがあるでしょうか?持続可能なコンセプトを、経済面でも持続可能とするために、克服していかねばならない課題は何でしょうか?同時に、とりわけイノベーションに焦点を当てて促進し、新市場を切り拓いていくためには、どのような政治および規制の枠組みが必要になるでしょうか?
DJWシンポジウム2025
2025年6月10日にベルリンで開催されるDJWシンポジウムでは、まさにこのような疑問を取り上げます。産官学を代表する専門家とともに、食品産業のダイナミクスに光を当て、ドイツと日本がどのように相互に学びあえるか議論していきます。どの市場に協力の可能性を見出せるでしょうか?生態環境に対する責任と経済的な成功の両立を図るにはどうすればよいでしょうか?人工知能 (AI) からスマート農業まで、テクノロジーは未来の食品産業を形成する上でどのような役割を果たすのでしょうか?
会場にて、意見を交わし、経験を共有し、新たな視点を得て、食品産業の未来をともに切り拓き、日独経済関係の強化につなげていきましょう。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
