未来に明るい展望を持てる社会の構築に向けて
エネルギー供給危機 | 価格高騰 | 世界経済の「デカップリング(分断)」
Diese Veranstaltung liegt bereits in der Vergangenheit.
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Japanische IHK zu Düsseldorf e.V.
Berliner Allee 12/Ecke Marienstrasse
40212 Düsseldorf
全世界に激震をもたらしたコロナの混乱が一段落したとはいえ、2024年の世界秩序は引続き深刻な試練に直面しています。現在、世界が直面している試練としては、
- 米国と中国の覇権争いに伴う世界経済の「デカップリング(分断)」と現存サプライチェーンの危機
- 分断に伴う資源・エネルギー供給危機と価格高騰、およびそれに伴うインフレ懸念
- 混迷の続く米国大統領選挙と今後の米国の行方
- 中国経済の不振と世界経済への影響
- ロシア-ウクライナ戦争、中東情勢悪化 などの地政学リスクの顕著化
といった点が挙げられるかと思います。
そのような厳しい世界情勢を背景に日本社会・経済の現状に目を向けると、2024年は久方振りの賃金上昇と7月には35年振りのバブル期を超える株価上昇等が見られ、長く苦しめられたデフレとの戦いもようやく終焉を迎えた、との意見も出ています。ただ、株価と為替は不安定な変動を繰り返しており、賃金上昇についても労働者全体に行き渡ったとは言えず、何よりも来年以降も継続的に賃上げが実現されるのかどうか、まだ疑心暗鬼の状態にある、というのが現状ではないでしょうか。
今日の日本は世界が直面する前述のような試練に加え、下記のような難題にも直面しており、その克服への道のりは平坦なものではない、と言わざるを得ません。
- 顕著な人口減少・少子化への対応
- 賃金構造・働き方の改革による経済成長への好循環達成
- 食料・エネルギーの過度な輸入依存、超金融緩和策継続による円安とインフレ懸念
- 人的投資、最適配置によるモチベーション向上への好循環達成
- サプライチェーン再構築のあり方
本年も、日独産業協会理事長ゲアハルト・ヴィースホイ氏とジャーナリストの赤川省吾氏がこの難しい課題について語り合います。ゲアハルト・ヴィースホイ氏は、B.メッツラー・ゼール・ゾーン&Co. AG代表取締役社長として、2011年から日独産業協会の理事長をも務めています。同氏は日独経済・産業界連携に係る第一人者として、数年来ドイツ政府の対日経済・産業政策に係るアドバイザーとしての役割を担ってきました。赤川省吾氏は、欧州の政治経済分野、日独双方の社会・経済の動向を長年に亘り鋭く見つめてきた当該分野の第一人者、日本経済新聞社欧州総局長です。昨年同様、日本語で開催されるこの極めて興味深い議論に多くの皆様がご参加頂けることを願っております。
挨拶の言葉
河原節子 在デュッセルドルフ日本国総領事
ディスカッション
- ゲアハルト・ヴィースホイ:B.メッツラー・ゼール・ゾーン&Co. AG代表取締役社長、また、2011年から当協会理事長を務める。同氏は日独経済・産業界連携に係る第一人者として、数年来ドイツ政府の対日経済・産業政策に係るアドバイザーとしての役割を担う。2022年4月末の独オラフ・ショルツ首相の初回訪日、2022年11月のシュタインマイヤー連邦大統領訪日に加え、直近では2023年3月のショルツ首相2回目訪日にも同行。
- 赤川 省吾:日本経済新聞社欧州総局⻑、また、日独双方の社会・経済の動向を⻑年に亘り鋭く見つめてきたジャーナリスト。
- モデレーション:立川 雅和、デュッセルドルフ日本商工会議所事務総長
プログラム
11:00 – 入場、参加者登録、ネットワーキング
11:30 – DJW、アンネ・ポムゼルより開会
11:35 – 河原節子 在デュッセルドルフ日本国総領事
11:40 – パネルディスカッション
12:30 – 参加者とのQ&A
12:45 – パネルディスカッション終了, ネットワーキング, 軽いお食事とお寿司
13:30 – イベント終了
主催
共催
デュッセルドルフ日本商工会議所
独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)
フランクフルト日本法人会
使用言語
日本語
参加費
共催パートナーのジェトロとデュッセルドルフ日本商工会議所のサポートにより、会員・非会員を問わず無料でご参加いただけることとなりました。是非奮ってお申込みください。
お問い合わせ
日独産業協会(DJW)
アンネ・ポムゼル
事務局長
events@djw.de